赤ちゃんの歯磨きを始める時期とそのやり方について

歯は一生付き合う必要のある大切な器官です。
赤ちゃんの歯磨きはいつからどうやって始めればよいのでしょうか。
今回の記事では、乳歯が生えはじめる時期から磨き方までお伝えしていきます。
正しい歯磨きの仕方を知ることで、赤ちゃんの歯を虫歯から守れますよ。
乳歯が生えはじめる時期
乳歯が生え始める時期はいつでしょう?
一般的に多くの赤ちゃんは5~6ヶ月頃になると下の前歯が生えはじめます。
その後、上の前歯も生えて、1歳頃になると上下の前歯が4本くらい生えます。
1歳半ぐらいになると、前歯は上下8本が生えてその後ろから奥歯の頭が出てきます。2歳半頃までに上下20本の乳歯列が完成します。
あくまで平均であり、個人差はあります。1歳になっても歯が生えてこない子もいれば、2歳になっていないのに乳歯列が完成している子もいます。
赤ちゃんの歯が生えるのが遅くてもそこまで心配しなくても大丈夫ですが、心配なようでしたら歯科医院に相談しても良いでしょう。
乳歯の生えはじめにはガーゼ磨きから
生後半年くらいして下の前歯が生え始めたら、お口のケアを始めましょう。
最初から歯ブラシを使うと、びっくりして嫌がってしまうので、ガーゼを使って始めましょう。
ガーゼ磨きは、赤ちゃんの頭側に座って仰向けに寝てもらい行います。慣れないうちは、授乳時と同じで抱っこして行っても構いません。
小さく切ったガーゼをぬるま湯でしめらせ、人差し指に巻き付けて、歯の表と裏を優しく歯を拭いてあげるとよいでしょう。
口の中が見やすいように明るいところで行うと良いですね。
慣れないうちは、一日の中で機嫌の良いタイミングで良い、歌をうたったり大人が見本を見せたりすると苦手意識が付きにくいです。
しっかりと汚れを取りきることを目指すのではなく、食事の後は歯を磨く習慣を身につけることを目標にするのも良いでしょう。
歯ブラシの選び方
歯ブラシは、子供用と大人の仕上げ磨き用の二種類用意しましょう。
子供用の歯ブラシは、子供が歯磨きの習慣を身につけるためのものです。
好きな色や、お気に入りのキャラクターなど、子供が喜んで歯磨きをするようなものを選んで上げると良いでしょう。
汚れは仕上げ磨きで大人が取るので、ブラシの大きさや硬さはそこまで気にしないで大丈夫です。
仕上げ磨き用のブラシは、歯の本数やお口の大きさによって変わります。
歯ブラシのヘッドの大きさは、奥歯の1~1.5本分くらいの大きさにしましょう。大きすぎると、小回りが効きにくく奥歯の汚れが取りにくいです。
また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れが取れないので、フロスも使うようにしましょう。子供のお口に合った小さいフロスがあるのでそれを使うようにしてください。
歯ブラシの選び方ややり方がわからない場合は、一歳半検診や三歳児検診のときに、普段使っている歯ブラシを持っていって質問してみても良いかもしれませんね。
まとめ
赤ちゃんの歯磨きについてお伝えしてきました。
子供の頃からの歯ブラシの習慣が一生の歯を守ります。
毎日しっかりと乳歯のケアを行うことで、お口全体の虫歯菌を少なくすることができます。
歯科医院では、赤ちゃんの歯磨きの方法や嫌がる時のやり方などもお伝えしているので、わからないことがあったり不安なことはぜひ聞いてみてください。