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まだ間に合う!小学生からの歯並び矯正トレーニング特集

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  • 2018.10.29

ある程度、歯が生え揃ってきたり、歯の生え変わりの時期になると自分のお子さんの歯並びを気にする方が増えてきます。

歯並びは口元の清潔感や、相手に与える印象を大きく左右するものなので、気にする方はとても多いと思います。

歯並びが悪いことで自分の顔貌に自信が持てず、性格や将来に大きな影響を与えてしまう可能性も大いに考えられます。

また、歯並びが悪いと日頃のセルフケアが行いづらく、虫歯や歯周病になる確率も高くなります。

親御さんからしたら、なるべく自分のお子さんには綺麗な歯並びであってほしいと願っているでしょう。

そんな時に思いつくのが「歯科矯正」だと思います。

現代では年齢や歯の生え方に応じて、様々な手段から矯正の方法を選べるようになっています。

しかし、一般的に考えて歯科矯正は時間と費用が多くかかる、大変な治療だと思います。

歯が生え始めたり、生え変わり時期から意識することで、ある程度改善できる歯並びもあるので、今回はそれをご紹介致します。

 

 

《目次》

◆大切なのは毎日の習慣

◆簡単にできるトレーニング

◆まとめ

 

 

 

大切なのは毎日の習慣

歯並びが悪くなる原因として考えられるものは何でしょうか?

遺伝と答える方もいらっしゃると思いますが、正確にはそれだけではございません。

確かに歯や顎の骨の大きさなどは、一部遺伝子の影響を受けているものもあるでしょう。

しかし、歯並びが悪くなる原因はそれだけではなく、現代人特有の問題があるのです。

歯並びに影響を与えている原因で最も大きなものは「顎の骨や筋肉の発達」です。

現代の子供は昔に比べると、顎がほっそりした子どもが多いと言われています。

縄文時代の人の骨格と現代人の骨格を比べると、縄文時代の人の顔は横幅が広くなっており、それに合わせて顎の骨が大きくしっかりしている印象があります。

顎の骨が大きいということは、歯が生えてくるスペースがしっかりと備わっていることになるので、歯も本来生えるべき場所に生えてくることができるのでしょう。

反対に顎の骨が小さいと、歯が生えてくるスペースが充分に確保されないため、どうしても歯並びが悪くなってしまう傾向にあります。

では、縄文時代の人と現代人では、なぜ顎の骨の大きさが変わってきているのでしょうか?

それは「噛む」習慣の変化によって、成長過程での顎の筋肉の発達が影響していると考えられています。

硬く歯ごたえがしっかりしている食べ物をよく噛んで食べることによって、顎の筋肉は発達していきます。

顎の筋肉が発達すれば、しっかりとした骨格が作られるので、成長期において「よく噛んで食べる」ということは歯並びにとって大きな影響を与えることになります。

これは一朝一夕では効果を得ることが難しいので、日ごろの食事の時からよく噛んで食べる習慣を身に付けておくことが大切です。

 

簡単にできるトレーニング

歯が生え変わったばかりの子どもの口の中を見てみると、まだ小さな口の中に大きな前歯が生えていることがあります。

小学校低学年からでも起こりうることで、それを見ると「この子の将来の歯並びは大丈夫なのだろうか?」と心配になる方もいらっしゃると思います。

しかし、体が成長するにしたがって顎の骨も成長していけば、矯正治療を行わなくても自然と歯並びも良くなります。

反対に顎の骨があまり成長しないと、歯並びは悪いままになってしまいます。

顎の成長の為には「よく噛むこと」が大切ですが、ただ噛んでいてもいけません。

ものを噛む動きの中で、垂直方向に噛むことしかできない子どもは歯並びが悪くなる傾向にあり、噛んだものを左右にすり潰す動きが出来ている子どもは、自然と歯並びも綺麗になっていることが分かっています。

日常生活において、すり潰す噛み方を意識するだけで、充分な矯正トレーニングになり得ます。

ものを噛む際には次のポイントを押さえておくことで、より効果を得やすくなります。

①日常的に歯ごたえのある食べ物をよく噛んで食べる。

②左右を均等に使いすり潰す動きを行う。

③食事の際は脚をブラブラさせずに、地面にしっかりと両脚が付き、力を込めて噛むことができるようにする。

④普段から何もない時は口を閉じるように意識する。

大人は当たり前にできるすり潰しの動きですが、なかなかできない子どもも増えています。

そんな時はガムを使ったトレーニングがオススメです。

 

方法は次の通りです。

 

①噛みごたえのあるガムを用意する。
※虫歯予防の観点からキシリトールガムを推奨します

②左右に偏りが出ないように「右に10回、左に10回」噛む。
※この時に唇は閉じたままにしてください
これを1日2回、10分ずつ行う。

③必ず「すり潰す動き」で行う。

年齢や個人差はありますが、これを3ヶ月以上継続的に行うことで効果が出始めると言われています。

すり潰す動きに慣れてきたら、普段の食事の際も無意識のうちにできるようになっているでしょう。

(参考文献)
硬性ガムトレーニングが混合歯列期児童の咀嚼運動および第一大臼歯植立に与える影響
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008752105

 

まとめ

歯が生え変わる時期は、将来の子どもの歯並びにとって重要な時期です。

この頃にしっかりと食べ物を「よく噛んで食べる習慣」を身に付けておくことで、顎の骨が成長し歯が生えてくるスペースを確保することができます。

現代において食事内容は柔らかいものが多くなってきています。

その為、普段の食事の際には意識的に歯ごたえのあるものを用意し、すり潰して噛む習慣を身に付けるようにしましょう。

小学生のうちは、よく噛んで食べることを身に付けることによって、歯並びが良くなる可能性があります。